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2012年4月16日(月)

旧日本軍731部隊人体実験・細菌戦

日本政府は謝罪・補償を

東京で集会 被害者ら証言

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(写真)旧日本軍の中国での細菌戦被害の模様を証言する胡賢忠さん=15日、東京都渋谷区

 旧日本軍731部隊の人体実験被害者遺族と同部隊の中国での細菌戦被害者が15日、東京都渋谷区内で開かれた集会で証言しました。両者が一堂に会して発言するのは、初めてです。

 集会は、NPO731部隊・細菌戦資料センターと731部隊被害者遺族を支える会が主催し、市民150人が参加しました。

 王亦兵さん(81)の抗日活動をしていた父親・耀軒さんは1943年に旧日本軍に連行され、731部隊の人体実験で死亡しました。亦兵さんは、この事実が後日、日本人戦犯の供述で明らかになったとのべ、日本のみなさんとの友好の力で日本政府の責任を追及したい、と話しました。

 731部隊は、39年の細菌戦の演習後、40年から42年にかけて吉林、浙江、湖南、江西の各省で12回におよぶ細菌戦を行い、3万人が犠牲になったといわれています。

 浙江省寧波市の胡賢忠さん(80)は、日本軍の飛行機がまいたペスト感染ノミによって父母と姉、弟の4人を失い、孤児となりました。「役所が汚染地区の100戸以上の建物を焼き払い、500人以上が家族や財産、住まいを失って、路頭に放り出された」と当時を振り返りました。「日本政府は細菌戦の事実を一刻も早く公式に認め、被害者に謝罪、補償をするべきだ」と訴えました。


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