2012年4月15日(日)
市民包囲 押しつけるな
福井県庁前 「原発ゼロを」
大飯再稼働要請 枝野氏、福井入り
関西電力大飯原発3、4号機の「必要性」を認めた政府決定を受け、枝野幸男経済産業相は14日、福井県庁を訪れ西川一誠知事、時岡忍おおい町長らと相次いで面談し、再稼働に向け「理解」を求めました。これにたいし、県庁前では市民らが「安全抜きの再稼働許されない」「押しつけやめよ」と抗議行動を展開したのをはじめ、各地で再稼働に反対する行動が繰り広げられました。
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枝野幸男経済産業相が関西電力・大飯原発3、4号機の再稼働に対する西川一誠知事らの理解を求めて福井県庁を訪れた14日、県庁前には、県内外から再稼働に反対する市民団体などがプラカードや横断幕をかかげて集まり、抗議行動を行いました。参加者らは「再稼働反対」と声をそろえて訴えました。
京都市から駆けつけた男性(69)は「原発ゼロを実現したい。政府は電力不足を理由にするが、今までも節約して乗り越えてきたし、この夏も国民は心している」と話しました。
日本共産党の猿橋巧おおい町議は「新基準などという机上の非科学的なものを、しかも『政治判断』することでは国民や県民の納得は得られない」と批判しました。
原発問題住民運動福井県連絡会の林広員事務局長は「知事や町長は、県民の多くが安全性に不安をもっていることをふまえ、再稼働には同意すべきでない」と訴えました。