2012年4月13日(金)
再稼働結論出せず
関係閣僚会合 きょうも議論
野田佳彦首相と枝野幸男経産相らは12日夕、福井県の関西電力・大飯原発3、4号機の再稼働について関係閣僚会合を開きましたが、結論を出せず、13日も議論を続けることになりました。野田内閣の“再稼働ありき”の姿勢に批判が高まる中、判断を先送りせざるを得なくなったものです。
閣僚会合では、関西電力が提出していた工程表に基づき、大飯原発の「安全性」や、関電管内の電力需給状況を議論。枝野経産相は記者会見で、「重要なことでもあり、さらに議論を続けることになった。(安全性も含め)全体について総合的に議論を進める」と述べるにとどまりました。
政府は9日の前回会合で、関西電力が提出した工程表を「おおむね基準に適合」「おおむね安全」などとしていましたが、事故原因の究明・検証も、抜本的安全対策もないままの再稼働ありきの動きに、地元、周辺自治体、福島の被災地から厳しい批判の声があがっていました。