2012年4月13日(金)
首相の「重大決意」発言
志位氏「怨嗟の声聞け」
日本共産党の志位和夫委員長は12日、野田佳彦首相が党首討論(11日)で消費税増税法案の成立に向け「重大な決意を持って臨む」と強調したことについて記者団に問われ、「『重大な決意』などと力む前に国民の怨嗟(えんさ)の声を聞けといいたい」と述べました。
志位氏は、どの世論調査でも五十数%〜60%の国民が今回の消費税増税法案に反対だと指摘し、「首相が『命がけ』『重大な決意』といえばいうほど、反対が広がっていることをみるべきだ。どんな理屈をいわれても『増税されたら生活できない』『経営が成り立たない』という怨嗟の声が広がっている」と強調しました。
日比谷野外音楽堂で同日開かれた消費税増税反対の全国集会に数千人が集まるなど世論と運動が広がっていることをあげ、「野田首相がよくみる必要があるのはこういう国民の声だ」と語りました。