2012年4月11日(水)
パナソニック 補助金返還
千葉県に3.4億円 党県議団が要求
工場撤退に伴い
千葉県はこのほど、パナソニック液晶ディスプレイ(茂原市、旧IPSアルファテクノロジ)が茂原工場をジャパンディスプレイに譲渡・撤退したことに伴い、パ社への企業立地補助金のうち、返還を求めていた3億4千万円の納付を受けたと発表しました。
同社への補助金は、総額50億円、交付済み20億3千万円で、残る補助金の交付も停止します。また、同補助金交付要綱に10年間の操業義務や補助金の返還規定を盛り込むため、改定作業中であることも明らかにしました。
同茂原工場の撤退をめぐり、日本共産党県議団は昨年11月、森田健作知事に雇用確保や企業立地補助金の返還などを申し入れ、議会でも再三、是正を要求していました。
今年2月議会の代表質問で党県議団は、株売却や工場閉鎖、新会社による買収など、大企業の利益のための再編劇が繰り返され、そのたびに労働者の解雇や雇用条件の悪化が進められたと厳しく批判。パ社への補助金返還の要求と、企業呼び込み競争施策の転換を迫っていました。