2012年4月10日(火)
福井県庁前で住民が行動
再稼働反対 世界が注目
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関西電力・大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を阻止するための監視行動や要請活動が県庁前で始まっています。野田内閣が今週にも枝野幸男経済産業相を派遣し、西川一誠知事に同意を求めるとされる緊迫した状況で、日本共産党県委員会や県民主医療機関連合会などでつくる原発問題住民運動県連絡会が呼び掛け、8日から取り組んでいるものです。
9日には、佐藤正雄代表委員(日本共産党県議)や林広員事務局長らが街頭演説を行うとともに、他団体からも参加があり、プラカードや横断幕をかかげました。福井市の女性(56)は「人の命が自然な終わり方ではなく、放射能で奪われていくことが許せない。できることは何でもやりたい」と話しました。
8日は、ツイッターや新聞で知って来たという人たちがマイクを握り、それぞれの思いを訴えました。
ギターを抱えた、あわら市の男性(30)は、「じっとしていられず駆けつけた」として、「3・11の事故を見て、黙っているわけにいかないと思いました。みなさんも反対なら、僕らといっしょに声をあげよう」と、通行人らに呼びかけました。
坂井市の女性(36)は、「こうした取り組みには初めて参加しました。子どもたちが幸せで、もっとよい世の中にしたい」と訴えました。
神戸市から駆け付けた女性(69)は、「再稼働は福井県民だけの問題ではなく、世界中が注目しています。原発は安全、安上がり、クリーンなんて、とんでもない」と訴えました。