2012年4月1日(日)
消費税増税
閣議決定は国民不在
TBS「サタずば」 小池氏が批判
日本共産党の小池晃政策委員長は31日、TBS番組「みのもんたのサタデーずばッと」に出演し各党代表者と討論しました。
野田内閣が3月30日に消費税増税法案を閣議決定したことについて小池氏は「国民不在もいいところだ」と指摘。「デフレなのに消費税を上げた国は歴史上存在しない。収入が減り消費が冷え込んでいるときに消費税を上げれば景気がめちゃくちゃになる。結局ほかの税金が減り税収は減る。社会保障のためだというが改悪メニューばかりだ」と批判し、「与党の中から反対する声が公然とあがっている。議論の前提がまったくなっていない」と廃案を主張しました。
投資顧問会社AIJが巨額の年金資金を消失させたことで注目されている厚生年金基金の積み立て不足問題では、「加入者の自己責任で解決すべきか」との問いに各党代表は「イエス」と回答、小池氏だけが「ノー」と答えました。
小池氏は、「自己責任というと結局一番弱い立場の社員や年金受給者にしわよせされる。やるべきことはほかにある」と述べ、AIJの責任をはじめ、数年前から問題点を指摘されていたのに放置してきた金融庁や、基金に役人を天下りさせてきた厚労省など政府の責任などを徹底的に洗い出すべきだと強調。そうした問題をあいまいにしたままの税金投入も許されないと述べました。