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2012年4月1日(日)

後期高齢者医療 保険料平均5.9%増

厚労省集計 月額5561円、際限ない負担に

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 75歳以上を対象とする後期高齢者医療制度の2012年度から2年間の保険料全国平均月額が、10〜11年度に比べ5・9%(312円)上がり、5561円になることが、厚生労働省の30日の集計結果公表で分かりました(表)。年間では3744円の負担増となります。


 43都道府県で平均保険料がアップします。保険料は、都道府県単位の医療費に応じて2年に1回改定されます。

 全員に均等に課される均等割と所得に応じる所得割からなり、8県が両方とも据え置きましたが、うち青森、鳥取、香川、沖縄の4県は保険料上限の引き上げなどにより、平均保険料は上がります。平均保険料が下がるのは、新潟(1・4%)、岩手(1・1%)、千葉(1・1%)、福井(0・4%)の4県。

 上昇幅が大きいのは、徳島(13・0%)、宮崎(10・7%)で10%超えが2県、9%台も9都県に上ります。

 今回の保険料改定は後期医療制度導入後2回目。同制度の保険料は、高齢化が進むにつれ際限なく上がるうえ、収入がなくても75歳以上の全員に課されます。民主党が同制度廃止の公約を投げ捨てたもとで、重い負担が高齢者にかかっています。保険料が払えず、有効期間の短い短期保険証にされた人が2万人を超え(11年6月)、年金などの差し押さえを受けた人が全国で約1800人います。

表 後期高齢者医療 2012〜13年度都道府県別保険料

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