「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年3月31日(土)

普天間爆音 2次提訴

住民3129人 飛行差し止め要求

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)提訴を前に「ガンバロー」を三唱する原告ら=30日、沖縄市

 米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の周辺住民3129人が30日、米軍機の飛行差し止めなどを求めて「第2次普天間爆音訴訟」を那覇地裁沖縄支部に起こしました。

 第2次訴訟は、第1次(2002年提訴、原告404人)の8倍近い原告が国を相手取り、午後7時から翌朝7時までの夜間・早朝は40デシベル、午前7時から午後7時までは65デシベルを超える一切の騒音を禁じ、過去と将来の損害賠償を求めています。

 これまでの判決は、騒音の違法性は認めながら、肝心の爆音については、「日本政府には米軍機の活動を規制・制約する権限はない」(第三者行為論)との「屁理屈」(訴訟団)で、飛行差し止めを認めませんでした。

 原告らは、基地提供者の国には米軍の違法な基地使用を管理・監督する義務があるにもかかわらず、これを放置・容認したばかりか米軍にさまざまな便宜を与えて積極的に加担したとして、共同加害者としての責任を厳しく問う構えです。

 島田善次団長は「普天間から爆音を追放するために、“ものいう民”として一人ひとりが立ち上がろう。憲法と安保条約のどちらが上かを裁判ではっきりさせたい」と決意を語りました。

 日本共産党からは嘉陽宗儀県議団長が「世界一危険な普天間基地に、危険な垂直離着陸輸送機MVオスプレイ配備が迫っています。県民運動で基地をなくし静かな日々を取り戻そう」と連帯あいさつしました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって