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2012年3月29日(木)

大飯再稼働反対強める

原発なくす全国連アピール

首相に要請文

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 労働組合や民主団体などでつくる「原発をなくす全国連絡会」は28日までに、野田佳彦首相に関西電力・大飯原発再稼働に反対する抗議・要請文を送るとともに、アピール「関西電力・大飯原発再稼働反対の取り組みを強めましょう」を発表しました。

 23日に福井県の大飯原発のストレステスト(耐性試験)1次評価が終了したことで、野田首相が同原発3・4号機の再稼働を「政治判断」しようとしていることを受けたものです。

 要請書は、ストレステストは机上の評価であり、東京電力福島第1原発事故の原因や、安全基準、事故対策の検討、原子炉への地震・津波の影響の検証も十分に行われていない状態では、原発の安全性を確認することはできないと指摘。国民的論議を欠いた「政治判断」は国民の負託の範囲をこえた独善だとし、大飯原発の再稼働を断じて行わないよう求めています。

 アピールは、福島の被災者が求める除染や健康管理、損害賠償への対応よりも再稼働に躍起になっている政府に対し、「怒りと抗議を政府に届けましょう」と、行動を起こすことを訴えています。

 原発依存の社会からの転換を求めるすべての人が野田政権に対し、「国民の声に耳を傾けろ」と、今すぐに大飯原発再稼働の断念を迫る抗議・要請の声を、あらゆる手段を使って届けること、福井県をはじめとする関係地域の再稼働反対の取り組みに対し支援のエールを送ることなどを呼びかけています。


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