2012年3月27日(火)
原発撤退 決断のとき
再稼働問題 市田書記局長が強調
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日本共産党の市田忠義書記局長は26日の記者会見で、柏崎刈羽原発6号機(新潟県)の停止と泊原発3号機(北海道)の定期検査(5月5日)ですべての原発が停止状態になると指摘し、「政府はこの際、再稼働にのめりこんで原発に固執する態度をやめて原発からの撤退を決断すべきだ。その立場から再生可能エネルギーの本格的普及をはかるべきだ」と述べました。
市田氏は大飯原発3・4号機(福井県)の再稼働について、ストレステスト(耐性試験)で安全が保証されないことは日本共産党議員の国会論戦で、枝野幸男経済産業相や原子力安全委員会の班目春樹委員長らも認めざるをえなかったと指摘。▽福井県越前市議会が福島原発事故の真相究明を待たずに再稼働することはありえないと全会一致の決議を採択した▽滋賀県議会も事故原因が究明され安全性が確保されるまで再稼働を認めないことを全会一致で求めた―ことをあげ、福島原発事故の原因究明や安全確認などを抜きにした再稼働はありえないと強調しました。