2012年3月26日(月)
領土交渉は原則が大切
「戦後処理に不公正」強調
紙氏
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日本共産党の紙智子参院議員は21日の参院沖縄及び北方問題に関する特別委員会で、ロシアがプーチン新政権に代わることで千島列島など領土問題が解決へ進むかのような言動が出ていることにふれ、「領土交渉の原則を抜きに、2島返還、3島返還だといってもそう甘くない」と指摘しました。
玄葉光一郎外務相は「わが国の法的解釈を含めてやり取りをしてきている」と答弁しました。
紙氏は、ロシア外務省が領土問題の論拠の一つに、「領土不拡大の原則」に反して旧ソ連への千島引き渡しを認めたヤルタ協定などをあげていることにふれ、「戦後処理の不公正を踏まえずに、正しい解決の道はない」と強調。「民間レベル、国会議員レベルでいろいろなパイプをつなぎ、国民的取り組みにしていく必要がある」と指摘しました。