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2012年3月23日(金)

艦載機 岩国に先行移駐させず

政府文書回答 普天間「移設」と同時進行

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 玄葉光一郎外相と田中直紀防衛相は22日、それぞれ山口県の二井関成知事と岩国市の福田良彦市長と会談しました。玄葉、田中両氏は、厚木基地(神奈川県)に所属する米空母艦載機部隊の岩国基地(山口県)への移駐について、普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への「移設」が進まないうちに「空母艦載機の岩国移駐のみを進めるという考えはない」と文書で回答しました。

 普天間基地の移設と名護市辺野古への新基地建設については「オール沖縄」で拒否されています。玄葉、田中両氏は、すでに破たんしている普天間基地の「移設」とともに、住民の反対・懸念の声が強い岩国基地への艦載機移駐についても「先行的に進められない」という認識を示したものです。

 玄葉、田中両氏はまた、山口県と岩国市が求めていた岩国基地を恒常的な空母艦載機離着陸訓練(FCLP)施設の整備場所としないことについても、「岩国基地を恒常的なFCLP施設の整備場所とする考えはない」とあらためて回答しました。

 これをうけて二井、福田両氏は会談後に記者団にたいし、米軍住宅用地として開発が計画されている愛宕山(岩国市)の政府への売却について「回答を受けて、留保を解除する」と表明しました。


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