2012年3月19日(月)
2条例・思想調査許さぬ
大阪 御堂筋で1500人パレード
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「教育・職員基本条例案を廃案にしよう」「内心の自由踏みにじる『思想調査』のデータを廃棄し、橋下徹大阪市長は謝罪せよ」。2条例案が大阪府議会と市議会で強行されようとする緊迫したなか、約1500人が18日、市役所前からミナミの繁華街、難波までパレードしました。
雨上がりの御堂筋。「子ども・住民・職員の笑顔輝く大阪に」と思い思いのボードや風船、造花を手にした人たちが元気よく唱和を響かせました。
2人の娘の手を引いて歩いた女性(37)=堺市=は「勉強だけでなく、子どもたちの個性を伸ばすのが学校でしょ。条例で先生たちの締めつけが厳しくなると、成績だけになるので、ほんまに不安です」。
府立高校の女性教師(57)=堺市=は「力ずくでいうことを聞かせる学校や教育では、子どもたちは育ちません」と憤ります。
出発前の集会で、新日本婦人の会府本部の川本幹子会長は「憲法を無視して民主主義を壊す、市民を監視する社会はだめなんだとぶつけていきましょう」と訴えました。
府立高等学校PTA協議会の藤田城光会長がかけつけ、「教育基本条例案は、羊が番犬によって一つの出口に追い立てられるような感じがします。子どもたちはいろんな特色をもっています。一人ひとりに目をやっていただきたい。それが行政の役目です」と連帯あいさつしました。
全日本教職員組合の今谷賢二書記長も連帯あいさつしました。
「教育基本条例」「職員基本条例」の制定を許さない大阪連絡会がよびかけました。