2012年3月12日(月)
政府が追悼式
志位委員長・市田書記局長ら参列
東日本大震災の犠牲者を悼む政府主催の追悼式が11日、国立劇場(東京都千代田区)で営まれました。日本共産党からは志位和夫委員長と市田忠義書記局長、山下芳生参院議員が参列し、献花しました。
震災発生時刻の午後2時46分に参列者らが黙とうし、野田佳彦首相が式辞を述べました。被災3県の遺族代表がそれぞれ言葉を述べると、会場にすすり泣きの声が響きました。
4歳の誕生日を迎えたばかりの孫、母、妻を失った岩手県大槌町の川口博美さんは「震災の教訓を風化させることなく、後世に語り継ぎ、一歩ずつ故郷の復興にまい進する」と誓いました。
宮城県石巻市の奥田江利子さんは、23歳の長男が結婚式を終えた1週間後の入籍の日に命を奪われた悔しさを語り、「私たちを支援し、気力と希望を与えてくれた方々の恩に報いるよう、前を向いて生きていく」と話しました。
消防団員の父を亡くした福島県相馬市出身の村岡美空さんは「人の役に立つことが好きで優しかった父」の思い出を語り、「将来は人の役に立つ仕事に就きたい」と述べました。