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2012年3月11日(日)

いま、なぜ「緊急支部会議開催」が必要か

総選挙勝利、「大運動」飛躍のバネに

全国緊急集会開く 市田書記局長が報告

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「四つの課題」を具体化、すぐ足を踏みだそう

 「緊急支部会議開催の『特別期間』成功、全国緊急集会」が10日開かれ、市田忠義書記局長・「党勢拡大大運動」推進本部長が報告しました。党本部会場での市田氏の報告は、党内通信で全国に中継され、1100カ所で視聴されました。

 市田氏は冒頭、「特別期間」の到達について報告しました。9日までに支部会議を開催した支部は29・3%、17日までに開催する支部を含めると66・7%です。市田氏は、支部会議の開催で「重要な変化」をつくりだしているが、「全支部開催という点では、これからが大仕事です」と強調しました。

 続いて支部会議開催と「大運動」の実践を一体的に前進させる努力が求められていると指摘し、17日までに100%の支部・グループ・議員団が会議を開き「大運動」に足を踏み出すためには、あらためてなぜ常任幹部会が「特別期間」をよびかけたのかを深くつかむことが大切だとした上で、「17日までの緊急支部会議開催をよびかけたのは、総選挙の勝利と『大運動』のとりくみの現状を抜本的に引き上げる決定的なカギがここにあると考えたからです」と端的に語りました。

現状の活動では飛躍つくれない

 「大運動」は、個々にはすぐれた経験がたくさん生まれているものの、大きな飛躍はつくれていません。その最大の理由は限られた支部、党員の活動にとどまり、党活動上のどの問題でも、支部でみて「2〜3割」にとどまっています。そう指摘した市田氏は、「党活動の総合的な前進を勝ち取っている党組織はどこでも、『支部が主役』をつらぬき、とくに支部会議の開催を例外なく重視しています」として、次のようにのべました。

 ――すべての支部が会議を開くのは困難だといって現状に流されてしまうのか、支部会議開催の重要性を自覚し、この課題を正面にすえて挑戦する“変革者”の立場に立つのか。なんとしてもやりとげようという立場にたってこそ、さまざまな知恵も生まれてくる。

 ――支部会議の中身が大切。十分、不十分の違いはあっても、常任幹部会の「よびかけ」の四つの提起を必ず具体化し、実践しながら、より豊かなものにしていく。

 ――会議の参加者を増やすために、支部総会なみの手だてをとのよびかけに着目。いまこそ一人ひとりの党員の初心に信頼を寄せ、多くの参加者を得て支部会議を成功させ、ただちに実践に足を踏み出し、「大運動」を成功させ、総選挙での前進、勝利をかちとる。また、それを力にさらに党の前進をつくっていく「好循環」への転機にしていく。

援助をつくせば会議開催は可能

 つづいて「特別期間」のなかで生まれている経験や教訓を明らかにしました。一つは、常任幹部会の「よびかけ」を正面からうけとめて、「この方向にこそ前進・飛躍の大道がある」ことに確信をもったところで変化が起きています。二つ目は、どんな困難な支部でも、党機関が親身な援助をつくせば、支部会議を開催することは可能だということです。三つ目は、会議では政治討議を重視することが大事です。4中総決定や財源問題での「提言」、南関東ブロックでの志位和夫委員長の発言、BS11での志位委員長へのインタビューなどを学び討議しているところで参加者が元気になり、「四つの課題」の具体化がすすんでいます。四つ目は、緊急支部会議開催のとりくみと「大運動」を一体にとりくんでいるところで相乗的な前進がかちとられています。すでに会議を開いた支部も、これから開くところも、足を踏みだし、段階論にしないことです。

 そのうえで、近く発行される100円パンフ『日本の巨大メディアを考える』を支部の政治討議や「集い」、党勢拡大で積極的に活用することをよびかけました。

選挙並みの構え臨戦態勢を確立

 最後に市田氏は、17日までに全支部が支部会議を開き、「大運動」に立ち上がる状況をつくるために何が必要か、問題提起しました。

 第一は、党機関が果たすべき役割です。すべての支部、グループ、議員団が会議を開くには県・地区役員、補助指導機関メンバー、地方議員、職場支部援助委員の果たすべき役割が決定的に重要であること、専従体制が弱い地区では、だからこそ非専従の幹部や活動家と心を一つにして支部への援助、指導に力を尽くすことが大事だと力説しました。

 第二に、支部長、支部指導部に向けて、「『大運動』の前進もみなさんの肩にかかっています。一人ひとりの党員を信頼し、日本共産党員の誇りにかけて奮闘されることを心から訴えます」とのべました。

 第三に、「期限を切った『特別期間』」であり、選挙なみの臨戦態勢の確立を提起し、党機関も支部も日々の到達と計画を明確にして全力をあげようと訴えました。

 最後に市田氏は、「みんな総選挙に勝利したい、党を強く大きくしたいと思っています」とのべ、高齢の党員も、働き盛りの党員も、若い党員も、その果たしている役割、多様な結びつきはわが党にとってかけがえのない宝だと強調。支部会議を通じてそれを結束したものに発展させ、「大運動」を4〜5割、さらに7〜8割の支部のとりくみにすれば、「目標達成や総選挙勝利への展望を大きくきりひらくことができます」と力説しました。「『特別期間』の成功が『大運動』の前進・飛躍の契機になった、総選挙勝利の大きなバネになったといえるようなとりくみを、全党の団結した力で必ず成し遂げよう」とよびかけました。


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