2012年3月10日(土)
「一体改革」はねかえそう
東京 福祉関係者がつどい
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9日、衆議院第1議員会館(東京都千代田区)で「『社会保障・税一体改革』をはねかえす福祉関係者のつどい」が開かれました。
全国保育団体連絡会(全保連)、障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協)、全国福祉保育労働組合(福祉保育労)の主催。保育、障害者、高齢者の福祉分野で働く職員、利用者、家族が団結し、社会保障改悪と消費税増税阻止を、と300人が参加しました。
家平悟障全協事務局次長は、民主党政権が障害者自立支援法を廃止することなく、そのごく一部を改正した法案を今国会に提出しようとしていることを批判。障害者自立支援法違憲訴訟を娘(39)とたたかった新井たかねさんは、「協力して運動してきた障害者団体の力を、さらに子ども、高齢者、全国民に広げていきましょう」とよびかけました。
実方伸子全保連事務局長が、今国会に提出が狙われる子ども・子育て新システム法案撤回の2次署名などの行動を提起。埼玉県の民間保育園園長が、3日のJR大宮駅西口前での署名・宣伝行動の模様を報告しました。
仲野智福祉保育労書記長が、保育や障害者制度拡充のたたかいから学び、高齢者介護で「権利としての社会保障」を取り戻していく、と決意をのべました。
後藤道夫都留文科大学教授が、社会保障・税一体改革の問題とこれからの運動について基調講演しました。