2012年3月8日(木)
復興予算で自衛隊機
佐々木議員が批判
衆院財務金融委
佐々木憲昭議員は6日の衆院財務金融委員会で、庶民に増税を押し付けて確保した復興財源を、自衛隊の輸送機購入に充てている問題をただしました。
佐々木氏は、仮設住宅で暮らす被災者が「温かいお風呂に入りたい」と昨夏から求めていたのに、追いだき機能の付いた風呂を設置しなかったことを「きわめて無神経だ」と指摘。その一方で、復興財源を使って自衛隊の輸送機を予定より前倒しで買い替える(8機440億円)予算をもぐり込ませていることを示し、「復興特別会計に入れること自体おかしい」と指摘しました。
安住淳財務相は「防衛省が予算要求してきた」とのべるだけで理由を説明せず、佐々木氏は「復興のためのお金を利用するなどとんでもない。悪のりだ」と批判しました。
佐々木氏は、約5万戸の仮設住宅の風呂に追いだき機能を取り付ける改修費用が150億円から200億円程度であり、買い替える8機のうち2機の「C2輸送機を1機やめれば財源は出てくる」と指摘。「被災者の声に応えず復興財源で自衛隊の輸送機を大量に買うなど許すことはできない」と強調しました。