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2012年3月8日(木)

武器輸出三原則守れ

衆院予算委 吉井氏が主張

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(写真)質問する吉井英勝議員=7日、衆院予算委

 日本共産党の吉井英勝議員は7日の衆院予算委員会で、武器輸出三原則の堅持を求め、骨抜きをすすめる政府を追及しました。

 吉井氏は、米軍がアフガニスタン空軍に供与するC27輸送機の部品を日本が提供した問題を質問。武器輸出三原則と「輸出貿易管理令」では「軍用航空機若(も)しくはその付属品又(また)はこれらの部分品」の輸出を禁じていますが、「民需実績がある汎用(はんよう)品は武器に該当しない」(枝野幸男経済産業相)としてプロペラ20台、ブレード60本を提供しています。

 吉井氏は「米軍の輸送機への提供であり、明白に武器輸出三原則に違反する」と批判しました。

 吉井氏は、昨年12月の藤村修官房長官談話で武器輸出三原則と武器輸出を全面禁止した衆参両院の国会決議を骨抜きにし、武器の国際共同開発や生産をも包括的に例外化したことを追及。次期主力戦闘機F35の導入を決定し、三菱重工など国内企業が生産に参加しようとしていることをあげ、自民党時代でもできなかった武器輸出の全面解禁に道を開くことは許されないと強調しました。

 藤村長官は武器輸出三原則は国是と認めながらも「これまでのやり方を踏まえての談話だ」と言い訳を繰り返しました。

 吉井氏は、一内閣の官房長官談話で国会決議を踏みにじることはできないと批判。「税金を食い物にする軍産共同体をさらに拡大するやり方は許されない」と強調しました。


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