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2012年3月8日(木)

比例80削減 撤回せよ

衆院選挙制度協議会 各党が主張

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 衆院選挙制度に関する各党協議会が7日、国会内で開かれました。樽床伸二座長(民主党幹事長代行)は、小選挙区の区割りの先行を求めた野田佳彦首相の発言問題について、「総理と意見の調整を図った。総理は各党協議会の協議にまずはおまかせするということだった」と報告。これを受けて、今後の進め方を協議しました。

 自民党の細田博之氏は、小選挙区の区割り作業の先行を改めて主張しました。これに対して、新党改革の荒井広幸氏は、まず「政府・民主党の比例80削減を撤回することが前提だ」と主張。公明党の東順治氏も「比例80削減は民意を削るものだ。80削減がブロックしており、まずおろしてもらわないと前に進まない」と指摘しました。

 これに対し、民主党の鈴木克昌氏は「比例80削減の旗はおろせない」と述べ、固執する姿勢を示しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は、比例80削減が議論の障害になっていると指摘し、「小選挙区の区割り先行論は、小選挙区制を固定化し、抜本改革の棚上げだ。小選挙区の問題点を多くの党が指摘しており、『小選挙区制は見直す』で一致して、抜本改革の議論に脱皮すべきだ」と主張しました。

 樽床座長は「各党の意見を踏まえ、民主党内の議論をつめたい。各党から個別に意見も聞く」と述べました。


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