2012年3月3日(土)

消費税増　零細を直撃

中央会・全振連　井上議員に訴え

（写真）訪問した中小企業団体中央会で党の提言を説明する井上参院議員（右から２人目）＝２日、東京都

　日本共産党の井上哲士参議院議員は２日、全国中小企業団体中央会(中央会)と全国商店街振興組合連合会（全振連）を訪ね、先に発表した党の「消費税大増税ストップ！　社会保障充実、財政危機打開の提言」を手渡し、各界懇談会(１２日)への参加案内をしました。

　中央会では、瀬戸実・事務局長と及川勝・政策推進部長が応対。「私たちは何が何でも消費税値上げに反対というのではないが、この時期に消費税を上げるのは本当に困る。消費税値上げの閣議決定には遺憾だという会長のコメントを発表しました。まず経済をよくして中小企業の仕事を増やし、時期を考えてもらいたい」と語りました。

　井上議員が「みなさんの調査でも、消費税の転嫁ができないという中小企業が多いとなっていますが」と問いかけると､｢大手から価格を抑えてくれといわれるとそうせざるをえない。理屈どおりいかないのが消費税。このデフレ下では転嫁はきびしい｣と語りました｡

　全振連では、岩崎博之・専務理事と浜野光淑・総務課長が応対。「消費税が上がるのは困る。いま、家庭でも、中小企業でも、電気代はじめいろいろ値上がりしている。ここで消費税の値上げになれば消費が落ちる。零細な商店はいちばん直撃を受ける層ではないか。全振連では、昨年、現時点では、消費税値上げは困ると申しあげてきた」と述べました。