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2012年3月2日(金)

消費税増税ストップ!「提言」で懇談

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小池氏訪問 日本歯科医師連盟

 日本共産党の小池晃政策委員長は1日、東京都内の歯科医師会館を訪れ、高木幹正・日本歯科医師連盟(日歯連)会長ら役員と面会し、「消費税大増税ストップ! 社会保障充実、財政危機打開の提言」を手渡して説明、12日に行われる懇談会に招待しました。日歯連側は、峰正博副会長、長江俊一常任理事、中村文昭常任理事、中野健一郎常任監事が同席しました。

 高木会長は「提言」をみて、「全体の改革ですね。いま増税論議が先行しているのは問題だと思います」と語りました。

 小池氏は「経済が下向きのときに消費税を増税したら、いっそう景気が冷え込み、社会保障の財源はつくれません。私たちの『提言』は社会保障の再生・充実と経済の改革を一体として進めることで、財政危機の打開を図るのが特徴です」と説明しました。

 そして、「大企業の260兆円に及ぶ内部留保を循環させ、国民所得を増やし内需主導で経済を成長させるとともに、能力に応じた負担を求めれば、社会保障充実のための財源は、消費税にたよることなく生み出せます」と話しました。

 これに対して高木会長は「経済の先行きが見えないから、プールされたお金が回らないのですね」と応じました。

 また高木会長は、日本共産党が国会で長年据え置かれた歯科診療報酬の引き上げを追求し、成果をあげていることに、感謝を述べました。

大門氏訪問 日本チェーンストア協会 中小企業家同友会全国協議会

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(写真)日本チェーンストア協会で「提言」を説明する大門実紀史参院議員(右から2人目)=1日、東京都港区

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(写真)中小企業家同友会全国協議会で「提言」を説明する大門実紀史参院議員(右)=1日、東京都千代田区

 日本共産党の大門実紀史参院議員は同日、業界団体を訪問し、「提言」の内容を説明したうえで、「消費税率を上げられて、いちばん大変なのは中小業者や小売業者。一致点で一緒に反対しましょう」と呼びかけました。

 通常・賛助会員合わせて530社余のチェーンストア小売業者が加入する日本チェーンストア協会では、井上淳専務理事が応対しました。

 井上氏は2月1日に協会が政府と与党国会議員に提出した「安易な消費税率引き上げに改めて反対する」意見書の立場について説明。「財政再建、経済成長、社会保障のために一定の(税率)引き上げは最終的にはあると思う」としつつ、「今のデフレの状況で増税はよくない。安易な税率アップに反対です」と述べました。

 中小企業家同友会全国協議会(会員約4万1000人)では国吉昌晴副会長・専務幹事と瓜田靖政策局長が応対しました。国吉氏は「消費税率が倍になって、その分をお客さまに負担していただけるのか、危機感を持っている」と訴え、消費税増税反対の立場を表明しました。


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