2012年3月1日(木)
核兵器禁止へ 原爆展と署名を
ビキニデー原水協全国集会
「核兵器のない世界へ 非核平和の日本、核被害の根絶をめざして」をテーマに「3・1ビキニデー」日本原水協全国集会の全体集会が29日、静岡市内で開かれました。安井正和事務局長が基調報告し、「私たちが切り開いてきた今日の情勢と運動を確信に、2012年を『核兵器のない世界』の扉をひらく年とするため、新たな行動に踏み出そう」とよびかけました。
集会には、約1100人が参加。原爆展のとりくみを軸に「核兵器全面禁止のアピール」署名(新アピール署名)を地域ぐるみですすめ、国民的世論をつくって政府に迫ろう、という安井氏の提起を受け、多彩な活動を交流しました。
「町長も一緒に町ぐるみで住民過半数署名をやるぞ」。北海道七飯(ななえ)町の代表らがこんな横断幕を掲げて登壇すると、会場に拍手が起こりました。中宮安一町長や町内会連合会会長、社会福祉協議会会長ら5氏のよびかけで「七飯町核兵器をなくす会」を結成した経験を報告。月平均500人の署名を集めていくとも紹介しました。
新アピール署名に全27市町村の首長・議長の賛同を得た岡山県。発言した代表は、「人が集まるあらゆる場所を探し、世論をつくる」とのべ、原爆展を津々浦々で開く決意を語りました。福島原発事故で県外に避難している3人が参加し、登壇しました。
日本原水協代表理事の笠井貴美代さん(新日本婦人の会会長)があいさつし、「世界を動かす力は一人ひとりの意思と勇気、草の根の行動です」と訴えました。
来賓として日本共産党の田村智子参院議員が「核兵器にノーといえる政治を実現しよう」とあいさつしました。
この日は、分科会も開かれました。