2012年2月27日(月)
女性九条の会が集い
7周年、平和へ誓い新た
「拡(ひろ)げよう九条! とめよう戦争!」のスローガンを掲げて女性「九条の会」は25日、東京都渋谷区の東京ウィメンズプラザで「女性九条の会7周年記念 講演と音楽のつどい」を開きました。180人が参加しました。
女性九条の会呼びかけ人の江尻美穂子さん(国連NGO国内婦人委員会委員長)が開会あいさつ。「戦争のない平和な世界のために手を取り合っていきましょう」と呼びかけました。
経済同友会終身幹事の品川正治さん(財団法人国際開発センター会長)が講演。1944年に召集令状が届いて陸軍に入隊し、中国の戦場で戦友を亡くした体験を話しました。「戦争を起こすのも人間ならば、戦争を止めることができるのも人間。母親、子ども、赤ん坊が犠牲になる戦争を許さないのが憲法9条です。若い人たちに守っていってほしい」と語りました。
女性九条の会世話人の関千枝子さんと法政高校3年生が品川さんとトークしました。ピアニストの崔善愛(チェ・ソンエ)さんとチェリストの三宅進さんが演奏しました。
さいたま市から参加した女性(36)=法律事務所勤務=は、「橋下大阪市長のように改憲を主張する人たちは戦争や思想調査などの憲法違反を肯定している気がする。職場や家庭で憲法9条の大切さを伝えていきたいです」と語りました。