2012年2月25日(土)
私学助成 790万人署名
すすめる会 拡充求め国会に提出
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全国私学助成をすすめる会は24日、衆院第1議員会館で集会を開き、私学助成の拡充を求める約790万人分の署名を衆参両院に提出しました。紹介議員は11会派と無所属の計156人。集会には高校生や保護者、教員ら62人が参加しました。
同会の鈴木清丞(せいじょう)代表は、東京では89万人分の署名を都議会に提出したものの不採択になったことに触れ、「全ての子どもがお金の心配なく学校に通えるような世の中にしていきたい」と話しました。
全国私立学校教職員組合連合の永島民男委員長は、埼玉の私立学校での父母アンケートで95%以上の家庭が就学支援金について「助かっている」と答えていることを報告。「私学無償化につなげるよう国の制度をつくってほしい」と話しました。
学費で苦しんでいる仲間を救うため全校で署名に取り組んでいることを紹介した神奈川県の高校生は、下のきょうだいの進学のために自分の進学をあきらめた友人のことを話し、就学支援金を削減しないよう求めました。
保護者代表として発言した宮城県の女性は、息子の高校の卒業式で同級生3人が授業料滞納のために一緒に式に出られなかったことを涙ながらに語りました。
各党の議員が参加。日本共産党からは赤嶺政賢、高橋ちづ子、宮本岳志、吉井英勝各衆院議員、田村智子参院議員が参加しあいさつしました。