2012年2月24日(金)
協働のまちづくりへ
埼玉・蕨 頼高市長が施政方針
埼玉県蕨(わらび)市議会が23日開会し、頼高(よりたか)英雄市長が2012年度の施政方針を示しました。
頼高市長は新年度予算案について、2期目の新マニフェストの本格的実施を図ったと述べ、▽蕨のまちの三つのビジョンの具体化▽地域力発揮プランに基づく「協働」の推進▽財政の健全化―を基本方針にすると説明しました。
重点事業としては、学校体育館の耐震化や35人程度学級の小学校全学年への拡大、中学校へのエアコン設置、住宅用太陽光発電への補助金創設などをあげ、まちのにぎわいづくりとして空き店舗を活用した商店街の活性化、町会の地域貢献活動に対するポイント制度創設などを示しました。また、民有地を活用して特別養護老人ホームを整備すると述べました。
財政健全化については市の借金を約30億円削減した1期目に続き、2期目でさらに10億円以上を削減すると述べました。
頼高市長は「市政改革をしっかり進めて行政に対する信頼をさらに高め、市民との協働のまちづくり、ふるさと蕨の発展に力を尽くす」と表明しました。