2012年2月23日(木)
支援漁船 届いた 岩手・山田町
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被災地支援として鳥取県境港市から20日に出発した3隻の漁船を積んだトラックが22日、無事、岩手県宮古市に到着し、漁船は隣の山田町の山田漁民組合に贈られました。佐々木安教組合長は「本当にありがたい。全国のみなさんからの支援があるから、漁民は前を向いて歩いていける」と感謝を述べました。
トラックは日本共産党宮古地区委員会、木村洋子山田町議らの先導で同町船越漁港に到着。漁民組合の人たちは和やかに船を降ろしました。
漁船を提供してもらった男性(61)は津波で資材が全部流され、家も半壊し、わずかな年金で生活しています。「この世も捨てたもんじゃないですね」と喜び、「この船で少しでも魚をとって稼ぎたい」と語りました。
漁船の提供は、日本共産党の松尾好行境港市議が、船舶販売・修理の「境港三栄マリン」の重村六郎会長に相談して実現。漁船が届いたことを聞いた「境港三栄マリン」の塚田勝輝社長は、「復興や漁民の方々の生活改善に少しでも役に立ててもらえれば」と述べました。