2012年2月20日(月)
原発ゼロへ 「オール郡山」結集
市長あいさつ 市民の会結成
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幅広い著名人らの呼びかけで19日、福島県郡山市で「原発廃炉・暮らしと健康を守る郡山市民の会」結成のつどいが開かれ、超満員の450人以上が参加しました。
原発ゼロ・除染・全面賠償めざす市民組織としては、福島県内2番目です。参加者は、申し合わせやアピール宣言を満場の拍手で採択し、「オール郡山としてがんばろう」との声を上げました。
クロイツ芸術学院長・佐藤眞人さんのフルート演奏で開幕。呼びかけ人代表の名木昭さん(県青色申告会名誉会長)が開会あいさつし、原正夫郡山市長があいさつしました。
子育て中の3人の母親たちが演壇に並び、訴えました。2人の小学生がいる女性(40)は「毎朝、『ハンカチ、ティッシュは持ったの?』と言っていたのが『線量計は持った?』に変わりました。不安を抱えた子と親が郡山から離れています。ただただ3・11以前の生活に戻りたい」と声を詰まらせながら訴えました。
佐藤栄佐久前福島県知事が講演。郡山医療生協桑野協立病院長、農業と農業関連会社を営む男性、弁護士が報告しました。日本共産党の高橋ちづ子衆院議員らが電報を寄せたことが紹介されました。
参加した男性(47)は「思想信条、立場の違いをこえて原発災害に対する一点で市民が集まり、動きだしたことがすごい。困難を解消していく力になると思う」と語っていました。