2012年2月11日(土)
女性の政治参画もっと
比例中心の制度に
婦団連が政府要望
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日本婦人団体連合会(婦団連)は9日、内閣府で園田康博内閣府大臣政務官に岡田克也少子化対策・男女共同参画担当大臣あての要請書を手わたし、民法改正と比例代表制を中心にする選挙制度への改定を申し入れました。
堀江ゆり婦団連会長があいさつ。全労連の柴田真佐子副議長は、「選択制の夫婦別姓を政府としてもっとアピールするべきだ。民法改正を早急に閣議決定してほしい」と訴えました。全教の長尾ゆり副委員長は、「小選挙区制を導入してから女性の政治参画がさらに難しくなった。能力も意欲もある女性議員が増えるように比例代表を中心にする選挙制度にしてほしい」と語りました。
参加者からは、「比例定数を削減することは私たちの声を切り捨てることだ」「民法改正が遅れているために不利益を受けている女性が大勢いる」などの発言が相次ぎました。
園田内閣府大臣政務官が「女性の議員が少ないのは痛感している。女性議員を増やさないといけないとは思っている」と答えると、自由法曹団の岸松江女性部事務局長が「1票の格差を是正するという民主主義の課題から選挙制度改革は始まったはずだ。比例定数を削減したら民主主義から遠くなる」と迫りました。
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が同席しました。