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2012年2月9日(木)

選挙介入 職員リスト提出

家族2、親戚4、いとこ10… “票読み”見え見え

申告親族293人にも

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 防衛省は8日、沖縄防衛局による宜野湾市長選への介入問題で、同市在住の職員と同市に選挙権がある親族を持つ職員計80人のリストを衆院予算委員会理事会に提出しました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が3日の予算委員会で選挙介入を示す証拠だとして取り上げ、国会に提出するよう求めていました。

 リストは1月10日現在でまとめたもの。それによると、同市で選挙権がある職員は41人。また、職員61人が計293人にのぼる親族を申告していたことが分かりました。

 親族に関しては、「家族2、親戚4、いとこ10」などと記載されており、34人分を申し出た職員もいました。選挙の“票読み”をねらったものだといわざるをえない実態を裏付けるものです。

 リストは、真部朗沖縄防衛局長が作成を命じたもので、家族やいとこ、親戚などについて人数まで記入するよう求めていました。

 赤嶺氏は同委員会で「一般的な選挙啓発でないことは明白だ。国家権力による選挙の自由に対する介入であることはあまりにも明白だ」と批判しました。

図

(写真)防衛省が提出した職員リスト


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