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2012年2月8日(水)

いまの時期に消費税増税とはなんだ!

なくす会シンポ 「反対の声大きく」

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 消費税をなくす全国の会は7日、「いまの時期に増税とはなんだ! 消費税増税と社会保障の一体改悪を考えるシンポジウム」を東京都内で開き、140人が参加しました。パネリストは立正大学教授の金子勝氏、同大学客員教授で税理士の浦野広明氏、農民連の村田深(しん)税対策部副部長、全日本民医連の長瀬文雄事務局長の4氏。一体改悪を告発し、運動の大義を明らかにしました。


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(写真)消費税増税と社会保障の一体改悪を考えるシンポジウム=7日、東京都文京区

 「日本国憲法と消費税」のテーマで報告した金子氏は、主権者国民の租税は、国家に「託す」もので、国民は「納税者」ではなく「託税者」だと力説。託税者は租税の種類、税率の決め方、使い方に関与できる権利を持つとして、消費税増税反対運動の正当性をのべました。

 「反対の運動を広げるために」をテーマに報告した浦野氏は、「増税攻勢を耐え忍ぶだけでなく打開するたたかいが必要だ。託税者の権利を実現させる『政策交代』をつかみとろう」とのべました。

 村田氏は、「農業つぶしの消費税はなくすしかない」と訴え。長瀬氏は、大企業がため込んでいる内部留保266兆円の1割、26兆円を活用するだけで、消費税を増税しなくても社会保障の充実が可能になると指摘しました。

 各団体などからフロア発言がありました。原発放射能被害から幼い子どもを守るため福島市から山形県に自主避難している男性が、「避難生活で出費が重なり大変なときに消費税増税は認められない。声を大きくしていきましょう」と語りました。


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