2012年2月6日(月)
イハ氏勝利で「沖縄の声」を「国民の声」にし基地撤去を
市田書記局長の訴え
沖縄県宜野湾市で5日、イハ洋一陣営出発式で日本共産党の市田忠義書記局長が訴えました。
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イハ洋一さんの出発式にお集まりのみなさん。ご近所のみなさん。おはようございます。日本共産党の市田忠義です。
国家権力による選挙介入
政府の新基地強行の象徴
きょうから始まりました宜野湾市をめぐる政治戦は、「普天間基地の即時閉鎖・返還」と「県内移設反対」の「オール沖縄」の声を代表するイハ洋一さんか、基地押しつけの民主党政権・防衛省・自民党本部丸抱えの人かの争いです。
いま、沖縄防衛局長の選挙介入が大問題になっています。沖縄防衛局の昨年の「御用納め」は、夜陰に乗じた環境アセス評価書の持ち込みでした。そして今年の「御用始め」でなにをしたか。宜野湾市在住の有権者名簿作成と、あの局長による特定候補者への投票依頼の「講話」でした。年がら年中、市民や県民の願いを踏みにじることばっかりやっている。国家権力による選挙介入は、憲法の大原則である国民主権を踏みにじる民主主義破壊の暴挙ではありませんか。単に防衛局長だけの責任ではありません。政府が「オール沖縄」の声を無視して、なにがなんでも新基地を強行しようということの象徴的な表れにほかなりません。
それにしても、なぜこんな禁じ手を使うのか。それは、新基地押しつけ勢力が、「オール沖縄」の声の前に追い詰められた焦りの表れではないか。同時に、それだけに相手も必死であります。
日本共産党は、沖縄社会大衆党、社民党のみなさんとスクラムを組み、市民のみなさんと力を合わせてイハさん勝利のために全力を挙げてたたかう決意です。
イハさんは、三度、アメリカに行って直談判し、日本の国会でも意見を述べ、県民のたたかいの先頭に立ってきました。
県民の団結したたたかいは、いまアメリカ議会をも動かしつつあります。
必ず勝利し、「沖縄の声」を「日本国民全体の声」にして、普天間基地の無条件撤去の立場に立って、アメリカ政府との交渉を日本政府に、イハさんの勝利でやらせようではありませんか。
沖縄の宝、福祉の灯台
くらし充実の市政さらに
くらしの問題はどうでしょう。
イハ・安里市政が市民と一緒に築いてきた、米軍基地に頼らない「市民が主役」の市政を発展させるのか、それとも「何でも米軍頼み」「防衛省言いなりのかいらい市政」に変質させるのかが焦点です。
イハさんは、子どもの医療費を中学校卒業まで、入院だけでなく通院も無料にする、住宅リフォームや太陽光発電パネルの助成など、くらし・福祉を充実し、宜野湾市の自立した力で、米軍基地に頼らないまちづくりに向かって着実に歩みを進めています。
これまで宜野湾市民のみなさんは、全県に誇るすばらしい制度をつくりあげてきました。子どもの医療費は中学校卒業まで入院無料、4歳までは通院無料にしました。その後、他の自治体にも広がって、沖縄県全体のリード役を果たしています。
お年寄りに対してはどうでしょう。生きがいづくりのために「シルバーパスポート」事業を始めたのは、沖縄県内では宜野湾市だけです。65歳以上には体育館のスポーツ施設など公共施設の利用料が無料や割引になっています。75歳以上の散髪代、パーマ代、薬代、マッサージ代などに毎月500円の補助が出ています。これだけの多種多彩なお年寄りの生きがいづくりを支援している自治体は全国でも宜野湾市ぐらいしかありません。
こうした沖縄の宝、福祉の灯台ともいうべき市政を、市民の力でさらに発展させましょう。
国・防衛省丸抱えの人
本音は基地存続・永久化
一方の国・防衛省丸抱えの人はどうでしょう。米軍基地の「県内移設反対」とは、今もって言いません。普天間基地の「移設」先が「県外に決まれば候補地に赴き、市長として頭を下げにいく」、辺野古「移設」は名護市の「状況によって判断していきたい」とのべて、事実上、辺野古「移設」を容認する立場です。
本音は基地存続なのです。
キャンプズケランに建設中の米海軍病院は基地の一部で、国民は利用できません。にもかかわらず「海軍病院」の「有効活用や交流にとりくみたい」と、医療は米軍頼みです。
産業振興も「防衛予算を積極的にとり、市内業者に優先発注する」と防衛省頼み。
目玉公約の小学校給食費の段階的無料化の財源も防衛予算の交付金頼みです。
これでは永久に米軍基地を存続させなければならないと言っているのと同じではありませんか。宜野湾市民が歩んでいる「米軍基地に頼らない」まちづくりの道を根本から否定するものにほかなりません。
基地なくせ・安心・安全
願いこぞってイハさんに
保守の方も、革新の方も、無党派の方も、自民党や民主党、公明党支持だった方も、基地なくせ、子ども安心・くらし安全の願いを、こぞってイハさんに集め、「市民が主役」の市政を発展させようではありませんか。
あと1週間、日本共産党は必ずイハさんを押し上げるために、みなさんとともに全力を尽くす決意です。