2012年2月5日(日)
団結して補助金獲得
中小企業民間サミット開幕 被災業者らが交流
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地域経済の振興をめざして「草の根」の運動を交流する「中小企業のまち民間サミット」第8回集会が4日、東京都大田区で始まり、東日本大震災の被災地や中小企業が集積している都市から労働者、中小業者など186人が参加しました。2日間の日程です。
大震災と福島原発事故が労働者の雇用や中小業者の仕事、地域経済に大きな影響を与えているなかでの集会です。
開催地を代表して萩島実蒲田民主商工会会長があいさつ。野田政権がすすめている消費税増税のたくらみをストップさせることが中小業者の営業と生活を守る道につながると強調。「地域経済の振興に向け全国の運動を交流し、それぞれの地域の運動に生かしていこう」とよびかけました。
甚大な津波被害を受けた宮城県気仙沼市の気仙沼本吉民主商工会の千葉哲美事務局長は、被災した中小企業が団結して運動し中小企業への国の復旧補助金を獲得し、市にも復旧と事業再開のための助成金制度をつくらせた経験を報告しました。
長野県商工団体連合会の竹内哲雄事務局長が、小水力発電、太陽光発電など自然エネルギーへの転換と仕事起こしについて、県内のとりくみを紹介しました。
また「地域経済振興や震災復興での公務労働者の大切な役割」(浜松市)、「市長選挙にむけた全工場訪問のとりくみ」(大阪府東大阪市)などの報告がありました。