「弁解は通用しない」

赤嶺氏　ラジオで防衛省を批判

　日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は２日夜、ＦＭラジオ「Ｊ―ＷＡＶＥ」の番組「ジャム・ザ・ワールド」の電話インタビューに応じ、防衛省沖縄防衛局による宜野湾市長選挙介入問題について語りました。

　番組でジャーナリストの竹田圭吾氏は「この問題をいち早く明らかにした日本共産党の赤嶺政賢さん」と紹介し、沖縄防衛局長の講話要旨や国会の集中審議のポイントなどについて質問しました。

　赤嶺氏は今回の問題について「国家権力が組織的に民意をゆがめようと介入してきている。そこまでして米軍基地をつくるのかという怒りでいっぱいになった」と感想を述べました。その上で、防衛局長の講話要旨について、イハ洋一候補が米軍基地の「県内移設」に反対していることをはっきり書き、政府が「県内移設」を推進するもとで、防衛局職員であれば何がいいたいかがよくわかる中身になっていると指摘しました。

　赤嶺氏は、「宜野湾市長選挙を正面から講話の内容として人が集められたわけだから、（選挙に）影響を与えるつもりはなかったという弁解は通用しない」と防衛省の見解を批判。「これまでも（防衛省は）沖縄県知事選挙、名護市長選挙で、いつでも米軍基地に賛成する勢力を勝たせようとしてきた。体質そのものにメスを入れないかぎり、問題の解決にならない」と述べ、田中直紀防衛相の責任も含めて追及する考えを明らかにしました。