2012年2月4日(土)
大阪都構想
堺市長「参加せず」
橋下市長らと会談し表明
政令市の権限と財源をむしり取り一人の指揮官に集中させる「大阪都」構想の具体化を検討する大都市制度推進協議会への参加をめぐり、竹山修身堺市長は3日、府庁内で松井一郎知事、橋下徹大阪市長と会談し、同構想の制度設計を話し合う協議会に参加しない意向を示し、2月の堺市議会に設置条例を提出しない考えを伝えました。
「都構想」の実現を目指す松井、橋下両氏は、3府市の首長と議会で構成する協議会の新設を竹山氏に呼び掛けていましたが、竹山氏は会談で「政令市として一体的に発展していくことが堺市民の大半の願いだ」と強調。堺市の分割につながる「都構想」に難色を示しました。
これに対し松井、橋下両氏は、昨年11月の知事選で松井氏が勝利したことを引き合いにだし、「都構想へ進んでいこうという意思を堺市民も示したのに、それを無視するのか」とのべましたが、竹山氏は「堺市の分割は争点になっていなかった」と反論し、会談は平行線に終わりました。