2012年2月1日(水)
玄海原発廃止1700人提訴
最大規模 国・電力会社の責任問う
佐賀地裁
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「原発なくそう! 九州玄海訴訟」原告団の第1陣原告1704人は31日、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町、4基)の廃止を求めて国と九州電力を相手取り佐賀地裁に提訴しました。原発関連の訴訟としては最大規模。訴訟では、東京電力福島原発事故を受け、原発の「安全神話」をふりまく国と電力会社の責任を追及し、玄海原発の永久運転差し止めを請求しています。
提訴後の報告集会は、原告・弁護団や支援者ら約160人が詰めかけました。
弁護団共同代表の一人、板井優弁護士は「原発による生活は望まないとの世論をつくり、裁判の勝利で原発依存の国の政策を変えていきましょう。きょうは、その第一歩です」と訴えました。
原告団長の長谷川照(あきら)佐賀大前学長(原子核物理学)は、「すでに第2陣の提訴に歩みはじめました。1万人の原告団をめざしましょう」と呼びかけました。
福岡市の女性(73)は、「子どもや孫たちのためにも、二度と原発事故を起こしてはいけない。今生きる私たちの責任だと思ってきました。必ず原発を廃炉にしたい」と話しました。