2012年1月30日(月)
ゆうPRESS
いまさら聞けない
ツイッター活用術
いまや日本で2000万人超といわれる利用者がいるTwitter(ツイッター)。いま若い世代のなかで、仕事に、遊びに、なくてはならない情報ツールとなりました。でも「始めたくてもよく分からない」という声も。日本共産党宣伝局の伊藤昭暢さんに、初心者でもわかるツイッター活用術を聞きました。(栗原千鶴)
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Q.「リツイート」(RT)とは。
A.自分のタイムラインに表示された他人のつぶやきを転載すること。リツイート機能をつかって転載すると、自分のフォロワーのタイムラインに表示されます。そうやって「拡散」させることができます。転載する際に「面白い」といった感想や質問などコメントをつけることもでき、おしゃべりのように気軽に交流できます。
Q.東日本大震災のときにツイッターがどのように役に立ったの?
A.震災当日は、電話回線が制限されたなかで、多くの人が連絡をとろうと携帯メールをしたりして電話もメールもつながりにくくなりました。インターネット上のツイッターは情報をみることができたのです。
Q.注意することは。
A.現実にあったことを何でもつぶやいていいとは考えないほうがいいでしょう。有名人がホテルのレストランで食事していることをホテルの従業員がつぶやいてしまって問題になったこともあります。ブログ同様、理性と節度をもったつぶやきが大切です。
新しいつながり広がる
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東京・中野区 浦野さとみ区議(31)
日本共産党のことを一般メディアが取り上げない状況の中、それなら自分で広げよう!と、候補者になった1年前から始めました。使えるものはなんでも使おうと。先日は区政報告会を開くとツイートをしたら、そのツイートを見て、まったくつながりのなかった方が参加してくれました。2月に行う放射能の学習会も定員50人ですと告知したら、20人が参加を表明してくれました。新しいつながりがひろがっています。他地域で頑張っている党議員ともツイッターで交流しています。みんなの頑張りが大きな励みになりますね。
「議員も風邪引くんだ」
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岐阜市 中川ゆう子市議(31)
気軽に、かっこつけずにつぶやけるところがいいですね。最初はつぶやくことがなくて無口でした。でも、ちょっとつぶやくと、たくさんの反応があって驚きました。例えば私が「風邪引いた」とつぶやいたら「議員も風邪引くんだ」って(笑)。最近はこんなことがありました。学校給食の食材の放射線量を測定してほしいという請願が出されていて、それが通ったんです。その喜びのツイートをしたら、フォロワーのみなさんも喜びのツイートを返してくれた。こうした喜びや驚き、悔しさなどが共有できてツイッターの魅力を日々、実感しています。
速報性と臨場感が魅力
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福岡・太宰府市 藤井雅之市議(30)
2年ほど前から始めました。ツイッターの良さは速報性ですね。ブログだと、どうしてもその日、昼間にあったことを、夜になってパソコンの前でじっくり書くというパターン。でもツイッターだと、その場で起きたことを携帯からすぐにつぶやくことができます。臨場感も出ますね。議会中は、なるべくたくさん発信したいと考えています。市民のみなさんから、議員の顔が見えないという声がきかれます。議会中は忙しいですが、だからこそ市民のみなさんに伝えることはたくさんあると思って発信しています。
世界を変えるSNS
ツイッターだけでなく、Facebook(フェイスブック)など社会的なネットワークをインターネット上でつなぐサービスをSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と呼びます。昨年、中東で起きた「ジャスミン革命」や「エジプト革命」などでは、SNSを通じてデモや集会を組織したことが話題になりました。
「ウォール街を占拠せよ」と始まった米国でのデモや集会もSNSの存在があったといわれています。日本でも脱原発デモがツイッターを通じて広がっています。
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