2012年1月26日(木)
賃上げし内部留保還流を
春闘について 穀田国対委員長が会見
日本共産党の穀田恵二国対委員長は25日、2012春闘の賃上げ問題について問われ、「デフレ脱却のためにも賃上げをする必要がある。260兆円以上にのぼる大企業の内部留保を(国民に)還流する必要がある」と述べました。国会内での会見で、記者団に答えました。
穀田氏は、現在のデフレは労働者の賃金が下がっていることに大きな原因があり、この10年で主要7カ国のうち、GDP(国内総生産)と賃金が下がったのは日本だけだと指摘。「内需の拡大のために個人消費、可処分所得を増やすことが必要だ」と強調しました。
1100万人ものワーキングプア(働く貧困層)を克服していくためにも、賃上げで内部留保を還流させ、「国民経済を前に向かわせることが決定的だ」と語りました。