2012年1月25日(水)
司法修習生の給費制復活「お願い」
新人弁護士があいさつ運動
国会初日
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法律家を目指す学生や若手弁護士などでつくる「ビギナーズ・ネット」は通常国会初日の24日、司法修習生の給費制の復活を求めて、「朝のあいさつ運動―新人弁護士が給費制の感謝と復活を叫ぶ」を参院議員会館前で行いました。日本弁護士連合会、司法修習生に対する給与の支給継続を求める市民連絡会が共催。
昨年12月に約1年間の修習を終えたばかりの若い弁護士たち(新64期生)は一昨年、1年延長というかたちで給費制存続を勝ち取りました。現在、新65期生は国が修習生に生活費を貸す「貸与制」での修習が始まっています。
元会社員で新64期生の石塚明弁護士(40)は、司法修習の終了後すぐに独立した“即独”弁護士です。「就職先が見つからず、自宅に事務所を開きました。もし貸与制だったら開業時の負担は大きく、生活はきびしかったと思います」と話しました。
ビギナーズ・ネット学生代表は、「お金のある人だけが法律家になれる制度でいいのでしょうか。国の責任で法律家を育ててください」と訴えました。