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2012年1月18日(水)

神戸・長田区でウオーク

宮城の横田党県議が報告

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(写真)交流する宮城県の日本共産党県議(右から遠藤いく子、横田、天下みゆき、三浦一敏の各氏)と参加者=17日、神戸市長田区

 「震災復興長田の会」と「ながたメモリアル実行委員会」が共催して17日、神戸市長田区で「ながたメモリアル行動」を行い、東日本大震災の被災地・宮城県の参加者を含む84人が集いました。

 住宅の倒壊や火災で特に被害が大きかった同区の「メモリアルウオーク」で、新長田駅南側の再開発エリアを歩いた参加者。背中に「人間復興」と書いた黄色いジャンパーを着たスタッフから、シャッターの下りた店舗が目立つ商店街や路地裏に点在する空き地の説明を受けました。

 自宅が全壊した男性(73)は、被災工場の電気の復旧が早かったのは東京からの支援のおかげと話しますが、「行政主導のハコモノや大きな道路づくりではあかん。住民主導での復興でなければ」と不満を隠しません。

 日本共産党宮城県議団の横田有史団長が、大震災から10カ月の被災地の状況を報告しました。不要不急のインフラ整備など大惨事に便乗した大企業優先の「復旧・復興」が進められ、「避難者や農家、県民サイドの要望は国任せになっている」と指摘。原発事故による放射能被害救済や一部損壊の住宅補償、中小業者再建へ、被災者が主人公の救援・復旧・復興に取り組む決意をのべました。

 発言で「3月11日の震災で阪神大震災のことがフラッシュバックする。東北の方々の状況が心苦しい」と涙ぐむ女性がいました。

 長田の会の不動博事務局長は「東日本と連帯し、私たちにできることを伝えていくのが神戸の役割と責務。みんなの幸せのため頑張りたい」といいます。松平晃さんがトランペットを演奏しました。


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