2012年1月18日(水)
阪神・淡路大震災17年
被災者 つなぐ祈り
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6434人の死者を出した阪神・淡路大震災から丸17年の17日、被災地の隅ずみで追悼の催しが開かれ、住民は阪神・淡路と東日本大震災の犠牲者に哀悼の意をささげました。
激震が起きた午前5時46分。神戸市中央区の諏訪山公園で開かれた早朝追悼式(実行委員会主催)に訪れた120人が黙とう。トランペット演奏の後、一人ひとりが「神戸・希望の鐘」をつき、手を合わせました。
兵庫区の女性(71)は「安らかに眠ってください、と阪神と東北で亡くなった人たちにお祈りしました。経営していたブティックのお客が17人亡くなり、苦しい生活ですが彼女たちに守られていると思います」と語りました。
犠牲者の名が刻まれた同市東遊園地の「慰霊と復興のモニュメント」には、絶え間なく遺族が来訪。灘区の女性(58)は「私たちは頑張っているよ、子どもたちを応援してあげてね、と亡くなった主人の名前をさすりながら語りかけました」と涙を浮かべて話していました。
救援復興兵庫県民会議は中央区内でメモリアル集会を開き、阪神・淡路と岩手、宮城、福島県からの参加者が現状を報告。支援法改正など被災者の生活と生業(なりわい)の再建、原発ゼロへ連帯・共同のたたかいを誓い合いました。
長田区の「ながたメモリアル行動」には日本共産党宮城県議団が参加し交流しました。
日本共産党の山下芳生参院議員、高橋ちづ子衆院議員、清水忠史、堀内照文衆院近畿ブロック比例予定候補がこれらに参加しました。