2012年1月16日(月)
脱原発世界会議が閉幕
のべ1万人余参加 田村参院議員が発言
横浜
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約30カ国から専門家や市民団体のメンバーが参加して14日に横浜市で開幕した「脱原発世界会議」が15日、閉幕しました。世界のエネルギー情勢や各地の活動を交流した参加者らは、日本の各地で原発再稼働を許さず、原発をなくしていくために行動していく思いを新たにしました。2日間で1万1500人(主催者発表)が参加しました。
「放射能から子どもを守る@横浜」代表の安部美穂さん(40)は学校給食の放射線測定値表示の問題点についてセッションで発言。「自治体ごとに検出限界値にはばらつきがあります。一律に『不検出』とせず、具体的な数値で『〜ベクレル未満』と示す統一した表示が必要です」と報告しました。
家庭や企業で使う電気の発電形態を自由に選択できるスウェーデンの報告を聞いた女性(48)は「地域でエネルギーの議論を始めていく必要性を感じました。でも原発はなくしてほしい。声をあげていかなくては」と話しました。
国会議員フォーラムには日本共産党から田村智子参院議員が参加。「これから原発をどうしていくのか、国会でまともな議論がないのは異常です。私たちは原発ゼロを掲げ、正々堂々意見を主張しあう場を実現させたい」と話しました。フォーラムには民主党、みんなの党、社民党からも国会議員が出席しました。