2012年1月15日(日)
横田基地 米陸軍の降下訓練
アフガン派兵部隊か
在日米軍横田基地(東京・多摩地域の5市1町)で10日から12日まで米陸軍が実施したパラシュート降下訓練が、アフガニスタンに派兵直前の部隊による演習だった可能性が出てきました。
今回の降下訓練について米空軍横田基地広報は「部隊名は安全管理上明らかにできないが、太平洋地域に所属する米陸軍部隊」としています。
しかし、アジア・太平洋地域の米陸軍部隊を管理する太平洋陸軍(ハワイ)支配下にはパラシュート降下部隊は第25歩兵師団第4空てい旅団戦闘団(アラスカ州)しかありません。同旅団は昨年末、別の米陸軍部隊からアフガニスタン東部のホスト、パクティヤ両州の作戦権限を引き継いだばかりでした。(在アラスカ米陸軍ホームページ)
米空軍横田基地が12日にホームページで公開した降下訓練の16枚の写真は、戦闘服肩の部隊記章が見えない物だけが選ばれ、説明にも「太平洋戦域の米陸軍部隊」と書かれているだけで、部隊名を厳重に伏せています。
米陸軍と陸上自衛隊との共同演習では部隊名を大隊レベルまで公開しており、日本国内で実施する米陸軍の訓練・演習で部隊名を隠すこと自体が異様です。