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2012年1月13日(金)

「2条例案 撤回して」

大阪府庁訪問 障害児家族ら要請

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(写真)「維新の会」府議団の控室で2条例案撤回を要請する障害児の家族や教育関係者ら=12日、大阪府庁

 「大阪維新の会」と松井一郎知事が2月府議会で「教育基本条例案」「職員基本条例案」の制定を狙うなか、障害児の母親らが12日、大阪市中央区の府庁を訪れ、2条例案の撤回を求める要請書を「維新の会」と知事あてに提出しました。生野照子教育委員長あてには白紙撤回を求めるよう要請する要請文を提出しました。「維新の会」は直接応対せず、議会事務局が応対しました。

 要請書を提出したのは、大阪の障害児教育をよくする会、大阪障害児・者を守る会、府立障害児学校教職員組合など11団体でつくる「大阪の障害児教育運動連絡会」です。

 「目の前の目標ですぐに成果を求めるのは障害がある子どもたちになじみません」というのは大阪の障害児教育をよくする会の野涯周子(のぎわ・ちかこ)会長。「重度の障害をもつ私の子どもは支援学校で心豊かに育ててもらい、卒業後、ケアホームで生活できるようになっています。長い目で見ることが必要なんです」と語ります。

 これに先立ち大阪市内で開いた緊急集会には70人が参加。保護者からは「条例案のどこに特別な配慮が必要な子どもたちの教育を受ける権利が書かれているのか」「条例案には心がない。障害児には競争など論外」と怒りの声があがりました。

 「広範な府民との共同のとりくみを大いに進めよう」とよびかけるアピールを確認しました。


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