2012年1月12日(木)
全仮設3500世帯の要望もとに
党ボランティアが支援
宮城・気仙沼
多くの犠牲を出した東日本大震災から11日で10カ月となりました。宮城県の日本共産党気仙沼市委員会は同日も仮設住宅の被災者に生活物資を届けました。震災直後から続く支援活動は今も続いています。
同日は、8戸の住宅が並ぶ宝ケ沢地区応急仮設住宅にポットや布団・毛布を届けました。「アンケートに記入があったものを持ってきました」。党市委員会の菅原武光さんが声をかけると、被災者の顔がほころびました。ポット、布団、毛布を受け取った女性(70)は「忘れねえで届けてくれて、ありがとね」。仮設では、床が冷たく、敷布団を2枚敷くなどの対応が必要だといいます。
菅原さんらは「まだまだ寒いのが続くけど、また来るから」と励ましました。
同市委員会は、昨年12月までに、北海道からのボランティアらと、市内85カ所(約3500世帯)の仮設住宅をすべて訪問。物資を配りながら、アンケートを集めてきました。現在は回答のあった約1700通のなかから、要望のあった物資を届ける活動をしています。