2012年1月12日(木)
米陸軍が落下傘訓練
東京・横田基地
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米軍横田基地(東京都福生、武蔵村山、羽村、立川、昭島の5市と瑞穂町)で10日、米陸軍部隊が大規模なパラシュート降下訓練を行っていたことがわかりました。在日米空軍横田基地広報によると、参加したのは米陸軍兵士約100人(中隊規模)で、横田基地所属の米空軍第374空輸航空団のC130輸送機6機から横田基地に降下しました。目的は、日本と地域の安定を支援するため、横田基地の戦術空輸任務の即応態勢を確保・確認することとしています。
訓練を監視していた羽村平和委員会によると、10日午前10時36分、11時、11時14分の3回、降下したといいます。
参加部隊について横田基地広報は「安全管理上、詳細は明らかにできないが、太平洋地域に所属する陸軍部隊だ」としました。太平洋地域の米陸軍のパラシュート部隊には、アラスカ州の第25歩兵師団第4空てい旅団戦闘団があり、1月末から兵庫県の伊丹駐屯地で始まる日米共同演習「ヤマサクラ61」でも島しょ部奪還部隊に位置づけられています。
羽村平和委員会の高橋美枝子さん(69)は「こんな訓練はいままでにないもので、びっくりしています。まるで、横田基地が戦場になったようだ」と話しています。