2012年1月11日(水)
消費増税法案提出許すな
全商連 大宣伝スタート
全国各地で行動へ
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社会保障を切り捨て、段階的に消費税を10%に増税する方針を決めた政府・民主党の暴走を阻止しようと全国商工団体連合会(全商連)は10日、「消費税増税阻止の大宣伝行動」を開始しました。東京では、池袋駅前で宣伝。20人が参加し、消費税増税反対を求める署名の協力を訴えました。
参加者は、「消費税増税は断固反対」と書いたのぼりを立て、消費税増税につきすすむ野田民主党政権を批判するビラを配布。
「消費税を上げれば日本の財政が立ち直り、社会保障が充実するなんてまやかしです。消費税増税法案の国会提出を許すわけにはいかない。増税反対の大きな声をあげよう」。西村冨佐多副会長らが宣伝カーから訴えました。
埼玉県川口市在住の男性(68)は、「増税なんてひどいよね。景気が悪いのに消費税を上げたらもっと悪くなるよ。民主党は応援できないよ」といいながら、署名しました。
東京電力福島原発事故の放射能被害を受けて福島県から東京都内に避難している26歳と23歳の姉妹がハローワークに向かう途中で署名に応じました。出産したばかりと話す妹は、「収入がないのに消費税を上げられれば暮らしていけません」。
東京都練馬区に住む男性(66)=自営業=は、2009年の政権交代に期待したといいます。「民主党は、公約をまったく守らなかった。税金の無駄遣いばかりして、国民に負担を押しつけるのはおかしいよ」と話しました。
全商連の「消費税増税阻止の大宣伝行動」は24日まで全国各地で取り組まれます。