2012年1月11日(水)
仮設の結露対策早く
宮城・石巻 党県議団に要望次々
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仮設住宅の入居者から「結露がひどく、天井から水滴がポタポタ落ちてくる」との相談を受け、日本共産党宮城県議団は10日、石巻市鹿又役場前地区の仮設住宅(34世帯入居)を調査しました。
横田有史、遠藤いく子、三浦一敏の3県議、水沢ふじえ市議が参加。工事を請け負った大和リースの県震災復興支援営業所設計部の古川敏彦氏らが県の指示で出席し、住民から要望を聞きました。
集会場に約20人が集まり口々に、「水滴が落ちるので、夜寝るときは布団の上にブルーシートをかけている」「ブレーカーの周りも結露し、漏電などの事故が心配だ」「結露で畳が腐食した」などと語りました。このほか、スロープに風除室を設置してほしいなどの要望も出ました。
県は仮設住宅のほとんどを、プレハブ建築協会を通じ一括発注しました。東北地方の厳しい寒さに対応しておらず外気との温度差で大量の結露が生じるといいます。大和リースは昨年12月から、結露対策として天井の断熱材の工事をしましたが、修繕を終えた住民からも「別の場所が結露している」との声も聞かれました。
三浦県議は、「住民への説明責任を果たし、施工上の問題を含めしっかりと対策を取ってほしい」と要求。大和リースは、早期の対応を約束しました。