2012年1月10日(火)
ふくしまの空を想う
避難家族、金沢市で交流会
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東日本大震災や福島原発事故を機に石川県内に避難した家族らの交流会「ふくしまのつどい〜ほんとうの空を想(おも)う〜」が9日、金沢市の金沢市民芸術村で開かれ、避難者やその支援者、東北地方出身者ら約45人が近況や普段の悩みを語り合いました。
つどいは県内在住の福島県出身者でつくる「ふくしま311・石川結(ゆい)の会」が主催したもの。昨年11月19日に1回目を開催して以来2回目で、福島の美しい空に思いをはせ個人のつながりを生かして参加者を広げてきました。
今回のつどいでは、親子で楽しめる時間として絵本の読み聞かせや紙芝居などのレクリエーションや福島・石川両県の菓子なども準備。市内の病院職員らでつくる音楽グループの演奏会もあり、参加した子どもたちは大きな拍手をしながら真剣に見入っていました。
呼びかけ人の一人で、福島県南会津郡出身の男性(62)=加賀市在住=は「今後もつどいを開き、県内の避難者、東北出身者のつながりを広げ、行動を起こしていくきっかけにしたい」と話していました。
「結の会」は4月1日にも金沢市民芸術村でつどいを開催する予定です。