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2012年1月8日(日)

個人の人格発達実現へ

全国障害児学級&学校学習交流集会

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(写真)白石氏の記念講演を聞く参加者=7日、大津市

 第11回全国障害児学級&学校学習交流集会が7日、大津市で始まりました。3日間の日程。全教障害児教育部・教組共闘連絡会・滋賀実行委員会がよびかけました。

 龍谷大学の白石正久教授が「発達障害の歴史に学び、今と未来を創造する」と題して講演。全国から参加した教職員ら1100人が真剣に聞き入りました。

 白石氏は、戦争への深い反省から、障害のある子どもたちが「幸福に生きる」権利を保障するためにできた近江学園、びわこ学園を紹介。そこで育ちあい、自己実現を最大の価値とする発達保障の理念が生まれたと強調しました。「子どもたちとともにおとなも一方向的な要求から脱却し、個人の人格発達と集団の発達、民主的な社会の発達を実現しましょう。発達障害のある子どもたちだけでなく、すべての国民が共感と肯定の社会をつくりましょう」と語りました。

 滋賀県内の特別支援学校に勤める女性教員(25)は「子どもに『折り合いをつける力』を求めている私たちおとなこそ、子どもの立場に立っていたのか、もっと子どもによりよい働きかけができひんのかなと考えさせられました」と話します。

 8日午前は、15テーマでの「てんこ盛り講座」と3教室での文化バザール、午後は、基礎講座と15に分かれての旬の実践分科会、9日は教育フォーラムが行われます。


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